【損益通算の実践記録】富士通ゼネラルの利益を損出しで節税した具体例

節税

こんにちは、投資歴20年のhidakaです。
今回は、私が実際に行った**「損益通算(損出し)」による節税対策**について、三菱UFJ eスマート証券の取引データをもとに解説します。


損益通算とは?

株式を売却して利益(譲渡益)が出ると、約20.315%の税金がかかります。
しかし他の株式で損失(譲渡損)が出ていれば、これを相殺(通算)することで、税金を減らすことができます。
これが「損益通算」という仕組みです。


実際の取引内容(使用口座:三菱UFJ eスマート証券)

受渡日銘柄売買数量単価受渡金額口座区分損益(参考)
2025/05/30(金)テンアライド1,000株268円268,260円特定口座
2025/05/30(金)積水ハウス200株3,263円653,109円特定口座
2025/05/29(木)積水ハウス200株3,302円659,982円特定口座−48,218円
2025/05/29(木)テンアライド1,000株267円266,740円特定口座−83,260円
2025/05/15(木)富士通ゼネラル1,000株2,806円2,803,266円特定口座+2,466,266円

税金はいくらかかる?富士通ゼネラルの利益に対する税額

まず、富士通ゼネラルの売却で得た利益は次の通りです:

  • 売却益:2,466,266円
  • 税率:20.315%(所得税+住民税+復興特別所得税)

想定される税額:
 2,466,266円 × 20.315% ≒ 約501,148円

このままでは、約50万円以上の税金が引かれることになります。


損益通算による節税効果

そこで今回、テンアライドと積水ハウスの含み損を確定させて損出しを行いました。

  • テンアライドの損失:−83,260円
  • 積水ハウスの損失:−48,218円
  • 合計損失:−131,478円

→ 損益通算後の課税対象利益:
 2,466,266円 − 131,478円 = 2,334,788円

→ 実際にかかる税金:
 2,334,788円 × 20.315% ≒ 約474,544円


節税できた額は?

  • 損出し前の税額:約501,148円
  • 損出し後の税額:約474,544円
  • 節税額:約26,604円

たった数回の売買で2万6千円以上の節税ができたということになります。


まとめ:損出しは“利益が出たときこそ”検討を

今回のように、
✅ 利益が出た年に
✅ 評価損のある株を一時売却して
✅ すぐに買い戻す

という**「損出しテクニック」**は、手間のわりに節税効果が大きく、とても有効です。
「来年に持ち越せばいいや」と思っていると損益通算のタイミングを逃してしまうので、利益が出たときこそ早めにポートフォリオを見直すことをおすすめします。

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