投資歴20年の僕が、日本株ETFの中でも代表的な存在である「1321」について詳しく紹介します。
ETFは個別株のようなピンポイント投資と異なり、分散効果によってリスクを抑えられるのが魅力。特に日経平均に連動するETFは、日本経済全体に広く投資する手段として長期投資家にも人気です。
【1321の基本情報】
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 日経225連動型上場投資信託 |
証券コード | 1321 |
運用会社 | 野村アセットマネジメント |
上場市場 | 東京証券取引所 |
連動指数 | 日経225 |
信託報酬 | 0.1155%(年率) |
分配金 | 年2回(6月、12月ごろ) |
売買単位 | 1口単位 |
【1321の特徴と魅力】
- 日経225に連動
- トヨタ・ソニーなど大型株に自動的に分散投資
- 売買が活発で流動性が高い
- 新NISA対応で長期保有にも向く
- 円建てなので為替リスクなし
【注意点】
- 日経平均は「大型株」中心の指数のため、一部銘柄に影響されやすい
- 日本経済全体をカバーするわけではなく、大型株偏重
- 米国ETFに比べると配当利回りは低め
【20年間の日経225の推移】
2005年から2024年までの約20年間にわたる日経平均株価の推移は、以下のグラフの通りです。

2008年のリーマンショック後に大きく落ち込んだものの、2023年以降に大きな回復を見せました。
このように、日経平均は長期的には右肩上がりであり、1321もその恩恵を受けてきました。
【100万円を20年前に投資していたら?】
- 値上がりのみで約327万円(約 3.28倍)
配当も考慮した場合(年利1.2%で複利再投資)
- 評価額:411万円
- 含み益:311万円(約 4.1倍)
配当を無視せずに再投資していれば、長期でより大きな成果が得られます。
【まとめ】
1321は、日経平均に連動する代表的なETFで、投資初心者にも分かりやすく扱いやすい商品です。 ただし、指数の構造上、大型株の値動きに影響されやすいという特性もあるため、その点を理解したうえで活用することが大切です。
TOPIX連動型ETFや全世界型ETFなどと組み合わせることで、よりバランスの良いポートフォリオを構築できます。
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