「暴落相場で失敗した僕が、投資に向き合うようになった理由」

本紹介

投資ブームに魅せられて

投資に興味を持ち始めたのは、世の中が空前の投資ブームだった頃です。

「この株で10倍!資産1億円達成!」

そんな刺激的なタイトルのブログ記事やSNS投稿を毎日のように目にして、「自分もそうなりたい」と思ったのがきっかけでした。僕も情報を集め、勉強しながら個別株の売買を始めました。

勉強しても勝てなかった個別株

当時はチャートや四季報、企業分析にも取り組みました。話題のテーマ株や成長期待銘柄を探し、いくつかの個別株を購入。

でも、いざ相場が下がると、不安になってしまう。

「もっと下がったらどうしよう…」
「このまま塩漬けになったら怖い…」

結局、恐怖心から損切りを繰り返し、利益を出すことができませんでした。
その後に株価が回復すると、「持っておけばよかった」と後悔ばかり。
感情に振り回された投資は、精神的にもつらいものでした。

転機は勝間和代さんの本だった

そんな中で出会ったのが、勝間和代さんの『お金は銀行に預けるな』という本です。

この本で初めて、「ETF」「投資信託」「ドルコスト平均法」という考え方に触れました。無理に相場のタイミングを当てるのではなく、毎月一定額をコツコツと積み立てるというシンプルな戦略。

僕のような普通のサラリーマンにこそ、こういう方法が合っていると実感しました。

日本にもチャンスがあると信じて

勝間さんは書籍の中で「VT(全世界株式)」を推していましたが、僕はあえて日本のETFを選びました。

「これから日本経済が見直される時代が来るんじゃないか」
そう信じて、日経平均連動型ETF(1321)やREIT(1343)などを中心に、毎月10万円ほどを積み立てていくようになりました。

日経平均が1万円のときに始めた

僕が積み立てを始めた当時、日経平均はちょうど1万円前後でした。

将来、また日経平均が1万円付近まで下がる日が来るかもしれません。
でも僕は、こう思っています。

「たとえ損しても、銀行に預けるよりよっぽどいい」
「むしろ、投資しているおかげで毎日がドキドキして楽しい」

相場が動くたびに一喜一憂しながらも、自分で選び、未来に向けてお金を働かせている。それは何よりの経験であり、学びだと感じています。

投資は“結果”だけじゃなく“姿勢”でもある

以前の僕は、結果ばかりを気にして感情的に動いていました。
でも今は、積立という習慣を通じて、自分の姿勢も変わったと実感しています。

  • すぐに成果を求めない
  • 感情に流されないようにする
  • 自分の価値観に合った投資先を選ぶ

投資は、お金を増やす手段であると同時に、
自分の意思で未来に向き合うための行動でもある。
そう思えるようになったことが、僕にとって一番の成果かもしれません。


✅ まとめ

資産形成に正解はありません。でも、自分に合った投資スタイルを見つけることはできます。

「投資に失敗しても、それが終わりじゃない」
「むしろ、そこからが本当のスタート」

この記事が、かつての僕のように悩んでいる方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。


お金は銀行に預けるな

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