株を買うとき、よく目にする「PER」という言葉。
実はこのPER、株価が高すぎるか安すぎるかを判断する重要なヒントになるんです。
この記事では、PERの基本から他の指標との関係、さらに実在企業の比較グラフまでわかりやすく解説します!
🔰 PERとは?まずは基本をおさえよう
PERは「Price Earnings Ratio(株価収益率)」の略で、 PER=株価1株あたりの利益(EPS)PER = \frac{株価}{1株あたりの利益(EPS)}PER=1株あたりの利益(EPS)株価
で計算されます。
例えば、株価が1,000円でEPS(1株の利益)が100円なら、
→ PER = 1,000 ÷ 100 = 10倍
となります。
💡 PERの見方と目安
PERの水準 | 判断の目安 |
---|---|
~10倍 | 割安?リスクもある |
10〜20倍 | 平均的 |
20倍〜 | 成長期待が高いか過熱気味? |
ただしこれはあくまで目安であり、業種ごとの特徴を考慮することが大切です。
🧠 PERだけじゃ足りない!PBRやROEも一緒に見よう
PERとよくセットで使われるのが以下の2つ。
- PBR(株価純資産倍率)
→ 「株価 ÷ 1株あたり純資産」で計算。資産の観点から割安か判断。 - ROE(自己資本利益率)
→ 「純利益 ÷ 自己資本 × 100」で計算。効率よく利益を出しているかを示す。
実はこんな関係もあります👇

PERが高くてもROEが高いなら納得できる企業かもしれません。
📊 実際に比べてみよう!主要企業のPER・ROE・PBR
以下の図は、トヨタ・ソニー・任天堂・NTT・Zホールディングスの主要指標を比較したグラフです。
🖼️ PER・ROE・PBR 比較図
👉

PERが高い=必ずしも買い時ではなく、ROEやPBRとあわせて見るのが賢い投資判断のコツです。
✅ まとめ
- PERは「株価が利益に対して高いか安いか」を見る指標。
- 10〜20倍が一つの目安だが、業種や成長性によって変動。
- PERだけで判断せず、PBRやROEと合わせて分析しよう。
コメント