ウォール街のランダム・ウォーカーを読んで考えた、投資と投機の違い

本紹介

はじめに

投資歴20年の私ですが、投資について迷いや不安を感じることも多くあります。そんな中、改めて手に取ったのがこの名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』です。
市場とどう向き合うべきか、自分の投資方針を見つめ直す良い機会になりました。


本書の要点と学び

株価は予測できないが、市場全体は成長する

本書を読んで改めて感じたのは、「個別株の短期的な値動きは予測が極めて困難である一方、株式市場全体は長期的に右肩上がりの成長を続けている」という事実です。
個別銘柄を選ぶよりも、市場全体に広く分散されたインデックスに投資する方が合理的であると再確認しました。

チューリップバブルから学ぶ投機の危うさ

チューリップ相場の章を読み、投機的な行動がいかに危険かを痛感しました。
短期的な値上がりを狙った投資行動は、資産形成という本来の目的から逸れてしまいます。投資と投機はしっかりと分けて考える必要があると強く思いました。

仮想通貨は現代のチューリップか?

この章を読んで真っ先に思い浮かんだのが仮想通貨です。
技術的価値はあるとはいえ、市場の熱狂ぶりや急激な値動きはまさに現代版のバブルのように見えます。
「誰かがもっと高く買ってくれることを前提とした“ババ抜き”」のような側面があり、冷静な判断が欠かせません。

投機の役割と限界

投機には市場の流動性を高めるというプラスの側面もあります。
ただし、それに参加するには情報・スピード・資金力すべてにおいて優れた専門家でなければ太刀打ちできないとも感じます。
私のような個人投資家にとっては、長期・分散・積立を基本にした堅実な投資こそが現実的であると改めて思いました。


まとめ

『ウォール街のランダム・ウォーカー』は、投資という行為を見直すうえで非常に有益な一冊です。
投資初心者はもちろん、すでに投資を続けている方にとっても、軸を再確認する良い機会になります。
長期投資を実践する人には、ぜひ一度読んでいただきたい本です。

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